雑記 : 37

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・算木は1から5までは該当の数字だけ並べて6以上は5を1本で代用させる。そして奇数桁と偶数桁を2種類の並べ方の異なる形式で使い分ける。ソロバンを用いた演算は13世紀もしくはそれ以降に流行したものであり、算木を用いた演算は春秋・戦国期には使用されていたとみられている。漢代には赤い算木で正数、黒い算木で負数を表したり、最後の数字に斜めに算木を置いて負数を表した。興味深い事だが上清黃書過度儀(正统道藏)では先に述べた算木による数値表現に類似したものがある。

雑記 : 35

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・太上助國救民總真秘要(正統道藏)卷八の禹歩斗綱訣には「夫禹歩者 法乎造化之象 日月運度之行也 一月三交 一交三旬 三旬者 三盈數也 一時三交 三交者 九旬也 是以一歩一交 一交三跡 三歩九跡 象一時也 併足象天交也 先舉左足者 春秋之歩也 先舉右足者 冬夏之歩也 春秋之孟者 陽辰也 冬夏之孟者 陰辰也 故生殺制御用春秋收藏積聚用冬夏也 又云 男當用春秋 女用冬夏也」との記述がある。簡単に意訳するならば、日は一旬毎に新しくなり、三旬毎に月と交わるとされ、四季の一季毎に日月は三度交わり、日は九度生まれ変わるとされ、禹歩の1つである三歩九跡は、これら日月の移り変わりを象徴するものである事が述べられている。禹歩といっても複数の形式のものが存在しており、そこには様々な意味が隠されている。

雑記 : 34

三重県志摩地方(現・鳥羽市志摩市)で古くからある五芒星状の星形印と四縦五横の格子状印と同型のモノが8世紀前半から9世紀前半の遺跡から墨書土器として出土。祭儀に使用されたと考えられる墨書土器は、神祇祭祀・仏教信仰・道教陰陽道系の信仰に関わるものと多様との事。加えて、陰陽師が置かれていた東北地方の国府においても同様のものが出土している。なかなか興味深い(参考「墨書土器村落祭祀論序説」日本考古学協会「平安初頭の南出羽における律令信仰の様相」公益財団法人山形県埋蔵文化財センター「古代城柵と蝦夷(払田柵跡とその時代)」 秋田県埋蔵文化財センター ) 

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